社内報の基礎知識記事の見せ方

□デザイナーとの打ち合わせ前に自分なりのデザイン処理を

記事を読んでもらうには、見せ方、つまりデザインがとても重要になります。これはグラフィックデザイナーの仕事なのですが、編集スタッフにも、それなりの責任が求められます。

どういうことかといいますと、編集者はまずその記事内容を充分に理解し、その内容をどう訴えたいかを、自分の中で整理できていなければなりません。たとえば、この写真は大きくだとか、この箇所はゴシック文字で、といった方向性を固めておくのです。そうでなければ、デザイナーとの打ち合わせでこちらの意向が伝わらず、任せっきりということになってしまいます。結果、出来上がった誌面を見て、ああだこうだとひと悶着あり、やり直してもらうことにもなりかねません。

それといまひとつ、これは編集スタッフの大事な仕事ですが、記事のタイトル、リード、小見出し、写真説明(キャプション)には、充分な検討が必要だということです。基本的にはその記事のライターの領分ですが、編集側のスタンスと異なる場合もありますから、そこは編集方針に沿った味つけというか、工夫あるタイトルな
りキャプションにしなければなりません。 

また、タイトルを読んだだけで内容がわかる方がいいか、という問題もあります。一般的にはYESですが、ただ、記事内容によっては、「おやっ!?」と思わせるようなタイトルがあってもいいでしょうから、そこは編集者の力量というか、編集センスにかかっています。

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