社内報の基礎知識業界用語基礎知識

知って得する面白い印刷用語を集めてみました。明日からのセールストーク(?)に織り交ぜて、自分を知的に演出してみましょう!!

藍版 (あいはん) C(シアン)版のこと。年輩の人はCMYを藍、紅、黄と古式ゆかしく表現する。
赤字 (あかじ) 校正刷りに加えられた修正のこと。一般的に赤インキや赤鉛筆で入れられるが、何色のペンを使っても赤字という。
当たり (あたり) 罫線や写真の位置指定のガイドラインで実際の印刷には出ない。間違えて出てしまうこともあるが、そのときは「デザインです」と言い切るもの。
生き (イキ) 校正記号の一つで、入れた赤字を元に戻す指定。初校で大幅に変更されたものが再校時に「初校イキね」などと言われる。
エラー (error) コンピュータが怪しい挙動をすること。締切を延ばす言い訳にすることもしばしば
完全原稿
(かんせんげんこう)
完全原稿と言われたものも必ず校正で真っ赤になって返ってくるので、この世に存在しないと思われる。
カンプ 
(comprehensivelayout)
イメージをつかんでもらうための見本。見本なのに何度も赤字が入ってきたりする。
禁則処理
(しんそくしょり)
行頭、行末の禁則を点約物類、字間などの調整によって処理すること。
くわえしろ 枚葉印刷機のくわえ爪が枚葉紙を正常にくわえるために必要な紙幅。この部分は印刷ができない。
ゲラ (galley) 英語のgalley(ギャリー)がなまったもの。活字組版を入れる浅い箱をゲラ箱といい、校正刷りはここから直接印刷したことからゲラ刷りと呼ぶようになった。ちなみにgalleyには奴隷船という意味もある。
校了 (こうりょう) 校正作業が完了したこと。「責了(責任校了)」を朱記して印刷会社にもどし、印刷会社の責任で訂正修正するいこと。
サムネール 
(thumbnail)
アイデアを練る際に書く小さなスケッチ。はたから見ているといたずら書きをしているように見える。
CTP (computer to plate) デジタルデータから版材に直接露光して刷版を作成する方式。
タブロイド判
(tabloid paper)
新聞判型の一種。通常の新聞判型の半分程度のものをいう。
付け合せ(つけあわせ) 刷版の効率的利用を用いるため、別の仕事の版を一つの刷版上に混在させること。例えば、A社の8ページとB社の8ページを合わせ、16ページ付けで刷版する。
DTP (desktop publishing) 机上印刷といいうことで、パソコンを利用してデザインから写真の入力・編集・出力までの一連の作業を行うシステム。
dpi (ディーピーアイ) 1インチ(約2.54cm)あたりのドット数。画像データの解像度にも使用されている。
蜻蛉 (トンボ) 形が昆虫のトンボにに似ているところからきた、見当合わせの目印。
プリプレス (prepress) 印刷(プレス)の前工程の総称。
ポイント (point) 活字の大きさを示す時に使われる単位。1ポイント=1/72インチ。
無線綴じ (むせんとじ) 製本様式の一種。本の中身を丁合いした後、背を3mm程度切断して、ペラの形にし、その切断面にギザギザの切り込みを入れて接着剤だけで中味を綴じる方法。
約物 (やくもの) 句読点や括弧などの記述記号の総称。組版でやっかい者である。通称「厄物(やくもの)」?
破れ (やれ) <破れ(やぶれ)>に由来し、印刷やプリントの際、発生する不良紙。
ルビ (ruby) 古くイギリスでは活字の大きさに宝石の名前をつけており、ルビーと呼ばれていた活字の大きさと5号活字のふりがなに使っていた活字の大きさが、ほぼ同じだったため、ふりがなを総称してルビと呼ぶようになった。
YMCK
(わいえむしーけー)
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の総称。通常、この4色の掛合せですべての色を表現する。
紙面サイズ こちらをご覧ください。

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